こんにちは!
ROK Coffee Japanです。

これからROK製品をご愛用いただいている日本のROK Loversを紹介していきます。

第1回目は、2015年からROKのエスプレッソメーカー(以下ROKPRESSO)を愛用されている沖縄在住の眞喜志泰斗さんです。


ROK Coffeeは約20年の歴史がありますが、ROK Coffee Japanとしては1周年を迎えたばかりです。

日本で十分な使用環境がない中でも、海外から部品を取り寄せたりカスタマイズしながら、6年に渡って情報発信、さらには国内外でワークショップもされてきました。

ROK製品について調べた事がある方であれば眞喜志さんの記事を目にしたことがある方も多いのではないかと思います。

計3000回以上ROKPRESSOでエスプレッソを抽出してきた眞喜志さんにエスプレッソとROKPRESSOの魅力を伺いました。


▮自己紹介をお願いします

僕はバリスタではありません。
よくカフェで働いていますか?と聞かれますが、沖縄で農業をしているただの珈琲好きです。
農業と珈琲を沖縄で結びつけることができたら、最高に面白い生活が出来るのではないかと思い、ROKPRESSOを使って珈琲の勉強をするようになりました。

珈琲との出会いは、友人に連れられて行ったのがきっかけで、スペシャルティコーヒーというのを知ったことが始まりです。
土地、品種、精製、焙煎、抽出など、長いプロセスの中で、「なぜこの風味になるのか」と、今までは苦いだけだった珈琲に、農業の面白さも感じ、探究心が湧きました。

それから、珈琲屋さんに通うようになり、店主さんに質問したり、自分で抽出したりと、珈琲の奥深さに惹かれていきました。

▮エスプレッソの魅力を教えてください

エスプレッソの魅力は、なんと言っても30ml の液体が全てを表していることです。

「どこの国で、どんな地域で、どんな人たちが生産し、どんな人たちが流通させ、どんな人たちが焙煎し、どんな人たちが抽出したのか」

これらを包含したエスプレッソは、珈琲豆が辿ってきた記憶を抽出したような液体です。

 僕は最近エスプレッソを飲む時、「動画」を見る感覚を受けるようになりました。
一杯ごとに映し出される映像は、珈琲が辿ってきた記憶です。
クレマから始まり、鼻腔から脳へと伝わる香り、そして口から体内へと流れ五感全体に行き渡ると、一瞬の4D映画を味わった余韻に浸り、微笑みと幸福感だけを抱きます。

地に根ざし、太陽に向かい、人が人へ紡ぐ物語。
最後は自分が口にする事で、15gの珈琲豆の旅路は終わります。

 エスプレッソ好きの方は、そうした体験をした事が一度は必ずあると思います。
僕はこの体験がクセになり、やめられなくなりました。
そして、自分で抽出し、他人にもこの体験を勧めるようになりました。
エスプレッソマシンから生まれる4D映画を体験してほしいです。

▮ROKPRESSOとの出会いは?

自分でも珈琲の面白さを誰かに伝えたく、イベントに出店していた時に、エスプレッソメニューを作ろうと、エスプレッソマシンを検索していて見つけたのが出会いになると思います。

イベントでは電気が使えない事が多いと思ったので、電気不要でエスプレッソが作れるものを探していました。

初めて購入した約6年前は、それほど ROKPRESSOの情報が無く、お店で飲んでいるようなエスプレッソを作れている写真なども見つけられず、半信半疑で自分の誕生日に購入したのを覚えています。

ROKPRESSOが届いてからは、お店で飲むエスプレッソに近づこうと必死に試行錯誤しました。使い慣れない中、イベントでエスプレッソとも言えない黒い液体を提供していたことを思うと、お客さんに謝りたいです。

「本当にエスプレッソを作れるのか」

ROK Coffeeと出会った頃は、ずっと思っていました。

▮手動エスプレッソメーカーの魅力はどんなところ?

エスプレッソを体感できる事に尽きます。

お店ではボタン1つ押すと抽出される1杯が、たくさんの要素を踏まえた上で、「極上の1杯」となっている事が、しっかりとレバーから伝わってきます。
僕はROKPRESSOを使っていくうちに、「同じエスプレッソが無い」ということに気付きました。

これは、人がレバーを握り、人の感覚を通して抽出をするからこそ、体感しているのかもしれません。
抽出時の気温や湿度が変わるだけで変化し、豆のエイジング期間、使う水などでも変わります。
強いて言うと、1杯目と2杯目とでも異なります。
これが、探究心や好奇心がくすぐられる理由であり、手動の魅力です。

▮ROKPRESSOの魅力を教えてください。

どこでもお湯さえあれば、エスプレッソを作れる事です。
僕は、海やキャンプ場など、いろんな場所でエスプレッソを作りました。
お店の駐車場に隠れて抽出したこともあります。

この自由さは、持ち運びでき、シンプルな動作で済ませる事ができる ROKPRESSOならではの魅力だと思っています。

ROKPRESSO歴7年目になりますが、近年、GCモデルが発売されてから、格段に良いエスプレッソが作れるようになりました。
珈琲屋さんに並ぶ立派なエスプレッソマシンにも引けを取らない、美味なエスプレッソを作る事が出来ます。

僕がROKPRESSOを扱う上で気を付けていることは
「エスプレッソマシンの動きを真似る」
仕組みはほとんど変わらないので、水や圧力の動きを意識しながら抽出してきました。
今では、相棒だと思っているROKPRESSOと、沢山のエスプレッソを表現してきて、その楽しさを無限に感じています。

▮眞喜志泰斗さんの情報

Note:
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