ROK Lovers 02|山口徹さん
こんにちは!
ROK Coffee Japanです。
ROK Loversインタビュー第二回目は神奈川県葉山町在住のコーヒー焙煎士、山口徹さんです。
山口さんが運営するHayama Log Cabin CoffeeのInstagramには、ログハウスで奏でるコーヒーライフの写真や動画が毎日アップされており、この写真の背景にはどんなストーリーがあるのだろう?とずっと気になっていました。
今回、山口さんに今の生活に至る経緯やコーヒーに対する思いを存分に語っていただきました!
▮自己紹介をお願いします
神奈川県葉山町でHayama Log Cabin CoffeeというCoffee RoasteryをECサイトで運営しております山口徹と申します。
“コーヒーが少し苦手”な焙煎士です。
なぜCoffee Roasteryを始めたかと言うと、今住んでいるログハウスが大きく関係しています。
以前は、横浜に住んでいて普通の会社員をしていました。
その頃、漠然と“このままの生活で良いのか?”という思いがあり、自分が心から求める生活、やりたい事を考えていく中で、移住先に考えたのが神奈川県葉山町。
海が綺麗なのが有名な場所ですが、そこで見つけたのが美しい里山と森。
その風景に魅了され、ここに住もうと直感で決めました。
さらに山ならログハウスでしょ!
古いJeep に乗っている私としては愛車に似合う家を建てたいという思いが強く、古いJeepにログハウス、バッチリじゃん、という事でログハウスを建てることにしました。
ログハウスに住むなら、自分の世界観とログの世界観が融合するような空間で過ごしたいと思い、現在はDIYで家具や小物を制作しながら暮らしています。
飲み物は元々お茶や白湯ばかりを好んで飲んでいた私ですが、「ログハウスならコーヒーでしょ!」そんな安直な考えからコーヒーを探求し始めました。
それが焙煎士への道に繋がります。
▮コーヒーを探求し始めたころ、コーヒーに対するイメージはどのようなものだったのでしょうか?
実は私のコーヒーに対する元々のイメージは
「我慢して飲む飲み物」。
会社員時代にお客様のところへ訪問すると必ずコーヒーが出てきたのですが、打ち合わせの終わりまで飲めず、最後に冷えた苦い液体を流し込むイメージ。
なぜ、これが世界で愛される飲み物なんだろう?
不思議でなりませんでした。
▮そんな山口さんがどのようにコーヒーにのめり込んでいったのでしょうか?
安直な考えからコーヒーをまた飲んでみようと意気込んだ私は、ペーパードリップの器具と高いコーヒー豆(100g3千円くらい)を買い、自分で淹れてみました。
結果、不味い…(言い方が悪いですが)
せっかく高い豆と器具を揃えたのに…恐ろしく腹が立ったのを覚えています。
冷静になり器具がダメなのか、豆がダメなのか、それとも自分の腕か…
今試せることは自分の腕という結論から、色々な人の本や動画を見まくり試行錯誤を繰り返しました。
が、やっぱり美味しくない。
その試行錯誤をInstagramに挙げていたところ、あるコーヒー屋さんが「ウチの飲んでみなよ」と連絡をくれたのです。
送ってもらったコーヒーを淹れてみたところ、、、美味しい!!
初めてコーヒーが美味しいと思いました。
そこである疑問が。
美味しいってなんだ?
美味しいコーヒーってなんだ?
安直な考えから始めたコーヒーライフ、もう哲学?そんなところまで来てしまいました。
そこから、色々なコーヒー豆を買っては美味しいコーヒーを探していました。
そこで辿り着いた自分なりの答え、コーヒーは趣向品と呼ばれていること!
そう、美味しいコーヒーは存在していなくて、自分に合うコーヒーが美味しいという事です。
そこに気づいてからは自分に合うコーヒーは何だろう?と考えるようになり、出した答えが ‘’飲みやすいコーヒー‘’。
自分なりに出した答えである飲みやすいコーヒーを表現したく、自分で焙煎する事に辿り着きました。
今もまだ模索中です。
▮エスプレッソ用の器具としてROKを選んでいただいた理由は何ですか?
まず、手動のエスプレッソマシンを探していました。
なぜ手動に拘ったのか。それは体感出来ること。
自分でプレスして美味しいエスプレッソが出来る、こんな快感は自動では味わえないです。
もちろんいつも同じ味や味覚をセンサーで判断することは大切ですが、
海や山で気軽に適当に淹れたコーヒーの美味さはセンサーでは測れません。
きっと人間は体感、感情、気分、雰囲気すらも感じて、それを美味しさに変換できる素晴らしいセンサーを独自に備えていると思います。
そこを大切にすると自ずと答えは手動になりました。
ROKを選んだのはフォルムが美しかったら。
他のメーカーが比較になりませんでした。
見た目も性能!完全に一目ぼれです。
外に気軽に持ち出せてプレスしやすく、メンテナンス性も優れていると考えています。
これからもシンプルにカッコよい製品を作ってもらいたいです。
▮現在の取り組みや今後の展望について教えてください
最近、コーヒーを飲み物として捉えるよりは、コーヒーの色、香り、それを彩るさまざまなギアたち、その雰囲気が大好きなんだと思う自分がいます。
私のなかでコーヒーは美味しいより美しいが正しいのかもしれません。
また、コーヒーライフを楽しんでいる方々と話すと、コーヒーを淹れている時間が好きなんだ!という声を多く聞き、淹れるという行為にもう少し個性があれば良いなぁと感じ始めました。
その個性の一つにギア選びがあると思います。
そこにHayama Log Cabin Coffeeの世界観が出せればと思い、オリジナルHand Craftのギアを展開できればと思って、現在、ギアを色々と制作中です。
(写真は制作されたドリップスタンドやドリップペーパーホルダー、レザーのコースター)
人と同じ物では面白くないので、コーヒーギアのガレージブランドの確立を目指しています。
Hayama Log Cabin Coffeeは美味しいコーヒーを提供する事は当たり前ですが
「美味しいコーヒーを淹れるお手伝いをする」
を掲げて活動していきます。
▮山口徹さん(Hayama Log Cabin Coffee)の情報
Hayama Log Cabin Coffee HP:
logcabin.shopselect.net